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新規に開発した水耕栽培法によるシロイヌナズナ植物体のAlストレス応答の解析

Research Project

Project/Area Number 07856006
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Plant nutrition/Soil science
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

小山 博之  岐阜大学, 農学部, 講師 (90234921)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsアルミニウム / シロイヌナズナ / 水耕栽培
Research Abstract

本研究では,新規に開発したシロイヌナズナの水耕栽培装置を用いて,その水耕条件下における,Alストレス応答を解析した.その結果,シロイヌナズナは水耕条件下で極めてAlイオンに対して感受性が高く,Al耐性を分子レベルで解析する場合の宿主として十分な感受性を有していると考えられた.しかし,この植物は水素イオンに対しても感受性が高く,研究過程ではこの点に十分配慮する必要があることが分かった.この点に関して特に注目されることは,それぞれの障害における,根の損傷パターンは蛍光染色法により明確に区別できることである.これまでのところ,Al耐性と同様に水素イオンの過剰障害に対しても,分子レベルでの解明は進んでおらず,本研究の手法は水素イオンに起因する酸性障害に対するモデル実験系としても有効であると考えられた.また本研究では,予め変異増幅を施した種子集団から,水耕条件下でのAl耐性系統の選抜を行った.これまでのところ,約3万粒の種子から,20系統以上の耐性候補を選抜し,更に自殖により種子後代を獲得した.これらは,Al耐性を分子レベルで解明する場合,有力な研究材料となると考えられるため,その耐性特性の解析を行った.その結果,1)Al非添加区での伸長量が増加したもののAl存在下での生育阻害率は野性型と差がないもの,及び2)根伸長量に差がないもののAl添加区での伸長阻害率が減少したものの2種に大別された.今後は2)に分類される系統の耐性機構を解明する必要がある.

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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