Project/Area Number |
07856007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
馬 建鋒 岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (80260389)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | アルミニウム / キレート物質 / 耐性機構 / スクリーニング |
Research Abstract |
本研究はアルミニウム耐性植物のスクリーニングと耐性機構の解明を目的とし、特にアルミニウムキレート物質の分泌をアルミニウム耐性機構の一つとして着目し、以下の成果を得た。 1.アルミニウム耐性植物のスクリーニングのためのシステムを確立した。水耕栽培を用いた今までのスクリーニンブ法に問題点が多いため、圃場での結果と一致しないことがしばしばある。本研究はこれらの問題点を改善し、新しいスクリーニングシステムを開発した。このシステムの主な特徴は栽培のコンパートメント化、耐性と感受性品種をそれぞれスタンダードとして設けること、エリオクロムシアニンR染色検定法による耐性の評価を行うことである。現在このシステムを用いて、アルミニウム耐性大麦の選抜を行っている。 2.アルミニウムキレート活性を測定する方法を開発した。根の分泌液にアルミニウムとキレート活性のある物質を探索するために、ピロカテコールバイオレットという発色試薬を用いて、瀘紙上でアルミニウムキレート活性を検出する迅速且つ簡便な方法を開発した。 3.根の分泌液中のアルミニウムキレート物質の探索を行った。十数種類の植物の根の分泌液を採取し、濃縮したあと、上記の方法で、アルミニウムキレート物質の探索を行った。その結果、エビスグサという植物はアルミニウム処理によって、根からアルミニウムキレート活性のある物質を分泌することを見つけた。現在この物質の解析を行っている。
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