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ニジマスの免疫応答に及ぼす飼料中亜鉛の影響

Research Project

Project/Area Number 07856021
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Fisheries chemistry
Research Institution東京水産大学

Principal Investigator

キロン ヴィスワナス  東京水産大学, 水産学部, 助手 (20262339)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsニジマス / 飼料 / 亜鉛 / 免疫 / アルカリフォスファターゼ / ナチュラキラー / 胸腺 / 補体
Research Abstract

魚体内における利用性が問題とされている亜鉛(Zn)に着目し、ニジマスの抗病性とZnとの関連について検討するために、Znの添加量(0,20,40mg/kg)を調整した魚粉飼料を作製し、ニジマス稚魚(平均体重6g)を長期間飼育した。
飼育20週目までには、増重、飼料効率等には各区の間で明らかな差は認められなかった。25週目より、Zn無添加飼料および20mg/kg添加飼料区で、Znの外観的な欠乏症である短躯症が認められた。
20週目より、臨床的な検査を開始した。アルカリフォスファターゼ活性はZn無添加飼料区において低下した。Zn無添加飼料区では85IU/Lであるのに対し、40mg/kg添加区では111IU/Lとなり、Zn欠乏によりアルカリフォスファターゼ活性が弱くなったのではないかと推察された。
ニジマスの頭腎細胞由来のナチュラルキラー活性には、Znが必要であると認められた。また、白血球中の細胞障害能は、40mg/kg Zn添加飼料区に比較し、無添加飼料区では約3倍高い値であった。
組織学的な検査により、Zn無添加区では胸腺の萎縮が観察された。さらに、上皮網様体が傷ついており、胸腺細胞の数も少なくなっていた。
ニジマスの補体活性については外見的なZn欠乏症の発現が遅れたためまだ測定していないが、早急に測定する予定である。
以上、本実験では、飼料へのZn添加量の差により、成長のみならず、アルカリフォスファターゼ活性、チナュラルキラー活性、細胞障害能に影響が現れた。このことより、飼料中のZnがニジマスの生体防御および抗病性に影響を及ぼすのではないかと推察された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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