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マンソン住血吸虫の宿主皮膚侵入時の樹状細胞の抗原取り込みとT細胞の抗原認識

Research Project

Project/Area Number 07857018
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 寄生虫学(含医用動物学)
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

佐藤 宏  弘前大学, 医学部, 助手 (90211945)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
KeywordsSchistosoma mansoni / guinea-pigs / dendritic cells / skin / lymph nodes
Research Abstract

マンソン住血吸虫の紫外線照射(18mJ/cm^2)および非照射セルカリアのモルモット皮膚侵入に伴う皮膚およびその潅流リンパ節での免疫応答誘導機序を検討することを目的として、モルモット免疫系細胞に対する6種のマウスモノクローナル抗体を作製した。その認識する細胞は、(1)MHC class II陽性細胞、(2)濾胞胚中心以外のリンパ節細胞/表皮ランゲルハンス細胞、(3)T細胞/Mφ、(4)B/T細胞、(5)T/B細胞、(6)Mφで、(6)以外の抗体は細胞表面抗原を認識する。
作製したモノクローナル抗体をフローサイトメトリー法に応用して、紫外線照射・非照射セルカリア感染後の皮膚潅流リンパ節の細胞構成を経時的に観察した。FITCとRPE標識二次抗体を用いた二重染色法でリンパ節細胞のグループ分けを試み、上記(1)と(4)の抗体を用いることで、2つのT細胞領域、Mφ領域、B細胞を含むMHC class II陽性細胞領域が区別された。MHC class II陽性細胞領域はside scatterに基づいて、B細胞とそれ以外の細胞(主に樹状細胞と考える)に区別できた。いずれの感染でもMHC class II陽性細胞の占める割合が増加したが、ほぼ一定した値を示す非照射セルカリア感染と異なり、紫外線照射セルカリアの感染では4-8日目に特に高くなる点が確認された。この点は、樹状細胞と考えられる細胞群の推移においても認められた。以前に、ATPase染色を指標として感染部位表皮シートのランゲルハンス細胞の動態を検討し、照射セルカリア感染では4日頃から血流を介して新たな樹状細胞の動員が起こることを示唆しているが、この所見を裏付ける結果であった。
T細胞の抗原認識の違いについては検討を終えていないが、少なくとも、紫外線照射・非照射セルカリア感染後の皮膚潅流リンパ節で誘導される免疫応答には宿主樹状細胞動員数に起因する差異が推測される。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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