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胎仔環境下におけるケロイド組織の変化および同組織中のTGF-βのmRNAの発現

Research Project

Project/Area Number 07857078
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

貴志 和生  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40224919)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords胎児創傷治癒 / ケロイド / ヌードマウス / TGFβ1 / mRNA / 胎児手術
Research Abstract

本研究は妊娠ヌードマウス(nu/nu)を用い、母親および胎仔の皮下にヒトケロイド組織を移植し、これによりケロイド組織が胎仔環境下で変化を受けるか否かを、見ることを目的として始まった。われわれは予備実験として、まず胎児環境を調べるため、マウス胎児における線維芽細胞のTGF-beta 1作用によるコラーゲン産成能の変化、組織学的に胎児期の創傷治癒がハンコンなく治癒する時期から、ハンコンが出現する時期へ変化する時点を明らかにすることとした。妊娠13日から18日のマウス計、30匹に胎児手術を施し、創を作製した後3日、5日目に採取し、ホルマリン固定後、H-E染色によりこの時期を確認した。その結果、マウスにおいては妊娠15日目と16日目の間にこの変化が起こることが示された。次に胎生13日から18日の各胎児から線維芽細胞を初代培養し、その後継代培養し各時期からの線維芽球細胞からmRNAを抽出し、TGF-beta 1に対するcDNAによりnothern hybridizationを行い、各時期のTGF-beta 1 mRNAの発現を観察した。その結果、培養線維芽球細胞においては胎生13日から16日でTGF-beta 1 mRNAの発現が強く、以後漸減し、成獣マウス線維芽細胞において再び発現が強くなることが示された。今回の研究はここで科研費が終了し、残念ながらここまでの研究となった。しかし胎児の創傷治癒において、ハンコンがない時期からハンコンが残る時期への転換点を明らかにした報告はなく、本研究の意義は大きかったと思われる。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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