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歯肉線維芽細胞及び血清コーティングしたハイドロキシアパタイトの骨親和性

Research Project

Project/Area Number 07857149
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

井川 恭子  東北大学, 歯学部, 助手 (40241640)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1995: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords歯肉線維芽細胞 / ハイドロキシアパタイト / インプラント
Research Abstract

1.HAP(ハイドロキシアパタイト)への細胞付着試験
細胞は2〜3代継代培養したウサギ歯肉線維芽細胞(細胞濃度約5万/ml)がHAPを完全に覆うには少なくとも2週間程度を要することが確認された。2週間後の光顕所見および電顕所見からHAP顆粒間の架橋用細胞増殖が認められた。また、培養時にドナーの血清を用いた場合と市販の血清を用いた場合の細胞増殖について比較検討したが、違いは認められなかった。
2.インプラント後の組織学的所見
移植は、(1)HAP単味(HAP)、(2)ドナー血清でHAPをコーティングしたもの(Serum^+HAP)、(3)ドナー血清でHAPをコーディングし更に歯肉線維芽細胞をコーディングしたもの(Fibro^+HAP)、の3つの同一個体内頭頂骨に移植し、4週と8週で数羽ずつ比較検討を行った。(1)HAP、(2)Serum^+HAP、(3)Fibro^+HAP間の組織学的な所見を比較すると、(3)においてやや新生骨や類骨に富む所見が認められ、母床骨の先端部より、線維芽細胞様細胞や骨芽細胞様細胞が取り囲む新生骨様構造物と新生骨が半島状に伸びていた。この線維芽細胞様細胞の由来は明らかではないが、線維芽細胞によるコーティングの効果はわずかであるが認められたと考えられる。しかし、(1)と(2)においては大きな差は認められなかった。これにより、血清によるコーティングの効果はあまりないと考えられる。4週と8週で比較すると、4週では線維性骨による骨修復と密で太いコラーゲン線維が認められた。8週では線維性骨はあまり認められず、新生骨や類骨に富む所見が認められた。
本実験では、頭頂骨内に窩洞を形成し移植した後数例でHAPが窩洞を逸脱し移動することが観察され、この解決が今後の課題となった。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

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