• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

ボールゲームにおける戦術の発達要因および過程に関する研究-戦術の観察カテゴリーを分析装置として-

Research Project

Project/Area Number 07858012
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionMukogawa Women's University

Principal Investigator

會田 宏  武庫川女子大学, 文学部, 講師 (90241801)

Project Period (FY) 1995
Project Status Completed (Fiscal Year 1995)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1995: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsボールゲーム / 戦術 / 観察カテゴリー / 系統発生
Research Abstract

本研究では,ボールゲームにおいて戦術が発達する要因について明らかにし,戦術の観察カテゴリーを構築した上で,系統発生的な観点から戦術の発達過程について考察した。なお,戦術の発達過程の研究では,トップレベルのハンドボールゲームを対象とした。
ボールゲームにおける戦術は,自分たちの長所を効果的に発揮し,短所を広く補うように,また,相手の長所をできるだけおさえ込み,短所を効果的に利用するように計画されるという特徴を持つこと,攻撃と防御という目的が相反する2つのゲーム局面の対峙のなかで,相手との相対的・対立的な関係のなかで発達することが明らかになった。特に,世界のトップレベルにおいては,相手チームの攻撃および防御戦術に対して有効な防御および攻撃戦術を選択することが常に要求され,戦術は変わらざるを得ないことが明らかになった。
本研究では,戦術の発達の過程をより客観的に把握するために,防御活動の質的徴表を観察する3つの観察カテゴリーを設定した。それは,防御活動が,(1)消極的か,積極的か,(2)人中心か,ボール中心か,(3)反応的か,予測的か(リアクションかアクションか)というものである。
ハンドボールにおける世界のトップチームの戦術は,攻撃では,自由なランニングプレーから,専門的なポジション活動,グループ戦術,さらに活動的なチーム戦術へと発達したこと,防御では,まずは,消極的から積極的に,人中心からボール中心のマークに,反応的から予測的なプレー方法へと発達したことが明らかになった。また,防御活動では,戦術が発達する過程のなかで,戦術の質的徴表にゆらぎが起こる可能性が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1995 Annual Research Report

URL: 

Published: 1995-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi