外国人研究者のための科学技術日本語読解CAIの開発
Project/Area Number |
07858026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese language education
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山元 啓史 筑波大学, 文芸・言語学系, 講師 (30241756)
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Project Period (FY) |
1995
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1995)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1995: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 日本語教育 / 科学技術日本語 / 専門文献 / 文章理解 |
Research Abstract |
科学技術の読解支援システムを開発、とくに、本研究では、科学技術文献における重要表現の訓練システムの開発を行った。 開発にはサンマイクロシステム社のワークステーションSun SPARCstation 5を用いた。開発には、C、AWK、SEDなどのプログラミング言語、スクリプト言語などを使った。日本語の科学・技術論文・雑誌の記事を収集し、それぞれ機能別に例文と文型を整理し、機能、日本語、英語、翻訳のインデックスをつけたデータベースを作成した。たとえば、問題の核心や要点を述べる表現を日本語でなんというかを調べたい時はkey,glimpse,core,heartなどの用語で検索し、“これは問題の核心にふれる/これは問題を解く鍵である"という日本文を提示してくれる。これは作文にも使えるデータベースであるが、本研究ではこのデータベースを利用して、電子化された専門文献から問題点を指摘する,問題を考察する観点を示す,問題を後回しにする,問題の考察を始める,問題の核心・要点を述べる,例をあげる,理由や根拠を述べる要約する,由来を示す,本論へ導入する,分類する,付け加える,表現法を限定する表現される,反論する,反対の趣旨に導く,対照的なことへつなぐ,反対の趣旨に導く,などの機能を含む日本語文を自動抽出し、単文、複文、名詞修飾節を持つ文、またその複文のように文の複雑さ、文の長さでソーティングを行い、単文読解訓練用の文章を作成するシステムを作った。今後の課題は、このシステムが出力する単文に対する回答方法を受理し、その正誤の判定をする部分を開発すること、システムの評価があげられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)