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肝オーバル細胞の発生・増殖・分化を制御する分子メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 07F07198
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section外国
Research Field Pathological medical chemistry
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

宮島 篤  The University of Tokyo, 分子細胞生物学研究所, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) KASIM Vivi  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 外国人特別研究員
Project Period (FY) 2007 – 2008
Project Status Completed (Fiscal Year 2008)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsオーバル細胞 / 幹細胞 / 成体肝臓の肝細胞 / 起源 / 発生 / 分化 / miRNA / ターゲット遺伝子 / 成体肝臓の幹細胞
Research Abstract

肝臓が重篤な障害を受けた際に出現し、肝実質細胞と胆管上皮細胞への二方向性の分化能および高い増殖能を持つオーバル細胞は、成体肝臓における幹細胞と考えられており、また、肝臓癌の癌幹細胞となる可能性も示唆されている。しかし、オーバル細胞の性状や発生、増殖、分化のメカニズムは未だ殆ど明らかになっていない。本研究課題では、(1)オーバル細胞の起源と、その誘導に関わるシグナルを解明する、(2)オーバル細胞に特異的に発現するmiRNAとそれらのオーバル細胞の発生、増殖、分化における役割について解析することで、オーバル細胞の全体像を理解することを目的としている。
上記の(1)について、オーバル細胞が胆管上皮細胞から由来する可能性を検討するため、胆管上皮細胞のマーカーであるCK19遺伝子のプロモーターの制御下でCre-ERT発現するトランスジェニックマウスの作製を行い、継続中である。このマウスとfloxedレポーターマウスを交配させて得られるマウスを用いて、胆管上皮細胞にのみレポーター遺伝子を発現させた状態でオーバル細胞を誘導し、レポーター発現細胞の挙動を調べることで、オーバル細胞が胆管上皮細胞に由来するのか、更に、その後のオーバル細胞の挙動について追跡することが可能である。
上記の(2)については、3,5-Diethoxycarbonyl-1,4-Dihydrocollidine(DDC)含有食餌投与によるマウス肝障害モデルでオーバル細胞を誘導した際、多くの癌細胞で高発現することが知られているmiR-21の発現が上昇していることを明らかにした。オーバル細胞由来の細胞株でmiR-21の発現を阻害すると、細胞増殖が阻害され、また、アポトーシス誘導の指標であるCaspase 3と7の活性も上がっていた。したがって、miR-21は、オーバル細胞の増殖を促進し、また、細胞死を抑制する可能性があることが明らかとなった。miR-21のターゲット遺伝子の発現の変動を調べることによって、miR-21によるオーバル細胞の増殖等への制御についてより詳細に解析することが可能である。

Report

(2 results)
  • 2008 Annual Research Report
  • 2007 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Analysis of miRNA-expression profiles in liver cell differentiation2008

    • Author(s)
      Kasim Vivi
    • Organizer
      第31回日本分子生物学会年会 第81回日本生化学会大会 合同大会
    • Place of Presentation
      神戸ポートアイランド
    • Year and Date
      2008-12-09
    • Related Report
      2008 Annual Research Report

URL: 

Published: 2007-04-01   Modified: 2024-03-26  

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