腹腔在住マクロファージにおける貪食機構に関する基礎的研究
Project/Area Number |
07J07672
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宮西 正憲 Kyoto University, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Tim4 / マクロファージ / アポトーシス / ホスファチジルセリン / 貪食 |
Research Abstract |
腹腔在住マクロファージがアポトーシス細胞を貪食する際に、アポトーシス細胞表面上に露出されるホスファチジルセリンを特異的に認識する分子として、Tim4(T-cell immunoglobulin-and mucindomain-containing molecule4)を同定した。生体内でのTim4分子の発現部位(臓器・細胞)を検討するため、マウスTim4モノクローナル抗体を作成した。Tim4細胞外ドメインをヒト免疫グロブリンFc部位に融合したキメラタンパク(Tim4-Fc)を、ヒト細胞株293Tにて発現させ、ProteinAビーズにて精製した。この精製タンパクをアルメニアンハムスターに免疫した後、リンパ節より調製したリンパ球とマウスミエローマ細胞であるNSO細胞とを融合させハイブリドーマを作製した。スクリーニングにより免疫組織染色に使用可能なクローン株を同定し、ハイブリドーマ培養上清より抗体を精製した。現在、このモノクローナル抗体を用い、RT-PCRにて高発現が確認されている脾臓、胸腺、リンパ節における発現細胞を検索中である。また生体内での機能を解析するため、Tim4ノックアウトマウスを作製した。マウスBACクローンよりTim4遺伝子断片を単離し、Tim4のエクソン1に蛍光タンパク(Venus)を導入したターゲティングベクターを構築した。ターゲティングベクターをC57BL/6由来のES細胞に遺伝子導入し、相同組み換えをしたES細胞を用いキメラマウスを作製し、交配によりノックアウトマウスを樹立した。アポトーシス細胞の貪食が阻害されると、自己免疫反応が惹起されることより、現在SLE、RA等の自己免疫疾患等の表現形を呈するか、ノックアウトマウスを用い検討している。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)