Project/Area Number |
08044251
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Research Category |
Grant-in-Aid for international Scientific Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | Joint Research |
Research Field |
Human pathology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
倉本 秋 (1997) 東京大学, 医学部・附属病院(分), 助教授 (10153371)
大原 毅 (1996) 東京大学, 医学部(分), 教授 (20010217)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越川 卓 愛知県立看護大学, 教授
大原 毅 横須賀共済病院, 院長
田嶋 基男 藤間臨床医学研究所, 所長(研究職)
矢谷 隆一 三重大学, 学長 (80024636)
中村 忍 金沢大学, 医学部, 助教授 (20019946)
MULLER ビュルツブルク大学, 教授
GUZMAN ボッベ大学, 教授
FREUDENBERG フライブルク大学, 教授
PFRTZER ハインリッヒハイネ大学, 教授
SCHENCK ミュンヘン工科大学, 教授
WITTE ディアコニッセン病院, 院長
GRUNZE アッヘン大学, 教授
SCHWARTMANN スツッツガルト大学, 教授
倉本 秋 東京大学, 医学部(分), 講師 (10153371)
山岸 紀美江 国立がんセンター, 病理部, 主任研究員 (70239870)
原 弘 高知医科大学, 名誉教授 (20033970)
田原 榮一 広島大学, 病理学第一, 教授 (00033986)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
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Budget Amount *help |
¥8,600,000 (Direct Cost: ¥8,600,000)
Fiscal Year 1997: ¥4,200,000 (Direct Cost: ¥4,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
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Keywords | 腺癌 / 細胞診 / 精度 / apoptosis / 潜伏癌 / p53 / 白血病細胞 / telecommunication / telepathology / 免疫組織学 / FISHanalysis / 情報処理 / 自動診断 / C-erbB-2 |
Research Abstract |
平成10年3月25日〜27日旧東ドイツ・イエナにおいて本邦から7名(研究分担者7名)とドイツから12名(研究分担者5名,他7名)が参加して、平成9年度腺癌診断・治療への多面的なアプローチの研究成果の報告と情報交換を行った。 自動細胞聴診装置について試用されている4システムのうち2つがquality Controlの面においてアメリカ承認をうけつつあることが報告された(Schwartmann)。PAPsmearの通常のスクリーニングへの導入には完全な承認を持つ必要がある。腺癌診断のための細胞診における日独間の人的・時間的量的な相異は平成8年度も話題になったが60,000例をこす田嶋の子宮体癌スクリーニングのデータは1998年のCytopathology誌に掲載されることが決定しているように、正確でスクリーナーの負担という面を除けばドイツ側からも受け容られるものとなった。平成8年度にWitteが報告したultravislet microscopy(特に胆膵細胞診)については日本側からの追試がなく、次年次以後共同研究課題となった。矢谷らの前立腺癌、あるいは洗剤腺癌に関する継続的な仕事で、p53のtrap sersionとtransitionの比率が、前立腺癌の多い欧米人と少ない日本人で逆転するというデータ(1997Carcinogenesis)も報告され、大原の日本の表面型大腸癌の報告とともに人種間の発がんに関与する要因の差異や見逃しの可能性が討議され、大腸がんについては内視鏡医の交流などを予定することになった。3月15日に来日、名古屋で講演したGazmanのbronchoulveslarlarageの仕事ではalneolar mecrophageの予想以上の(移植例での)寿命の長さも話題になった。肺癌のmacrophageの研究はFrendenbergやGuZmanらFreiburg大学グループの継続的な研究テーマで、macrophageのSwbtypeのうち27E10陽性のmacrophageが肺癌における抗腫瘍効果を担っている(Frendenberg)ことも報告された。全体として彼我の腺癌診断治療についても相違の認識と、標準化均一化がかられた。今回のミーティングに日程の合わなかった越川は3月15日〜22日に訪独し、Sohenk,越川、中村らの共同研究の発表の詳細と今後の進め方を検討した。
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