国民国家機能の形成・拡大・変容にみられる地域連関の論理
Project/Area Number |
08203106
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
片山 裕 神戸大学, 大学院国際協力研究科, 教授 (10144403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 正寿 兵庫大学, 経営情報学部, 講師 (40278867)
鳥居 高 アジア経済研究所, 動向分析部, 研究員
浅見 靖仁 一橋大学, 社会学部, 講師 (60251500)
古田 元夫 東京大学, 教養学部, 教授 (50114632)
倉沢 愛子 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (00203274)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 東南アジア / インドネシア / タイ / マレーシア / フィリピン / 地域連関 / 国家機能 / 行政制度 |
Research Abstract |
(1)研究会の開催(1)1996年7月19日(アジア経済研究所)鳥居高「マハティールの経済構想:変化する国家の役割」、浅見靖仁「中間層の成長とタイ政治社会論の新動向」(2)1996年9月5日(東京大学教養学部)鳥居高「マレーシア政治基礎資料の状況について」、古田元夫「ベトナムの行政改革と共産党第8回大会」片山裕「フィリピンの分譲地開発をめぐる中央地方関係」 (2)各班員の研究〈片山〉(1)国際学会での報告(平成8年9月18日神戸大学、同10月19日京都市国際交流会館、京都大学東南アジア研究センター主催)(2)フィリピン行政制度に関する資料収集(平成8年8月、平成9年2月フィリピンへ渡航)(3)フィリピン地方自治制度についての関連資料のデータベース化〈倉沢〉(1)インドネシア都市中間層に関するサーベイ・データの整理とデータベース化(2)インドネシア地方自治制度についての資料収集〈古田〉(1)人事院が招聘した「ヴェトナム国別特設行政・公務員制度セミナー」での講演と参加したヴェトナム政府行政組織委員会代表との討論(平成9年1月9日)(2)ヴェトナムにおける行政改革関連資料の収集(平成8年8月自己負担によるヴェトナム渡航)(3)上記資料の整理とデータベースへの入力、文献目録作成〈浅見〉タイにおける国民国家機能の形成過程について考察するため、タイ及び周辺の東南アジア諸国、さらには日本や欧米の事例とも比較しながら、関連する文献を読み進めた。特に1980年代後半以降の経済面、情報面での急速な国際化の流れの中で、タイの従来の国民国家としての枠組みがどのように変化してきているかについて、中間層の台頭と市民社会の形成などに焦点を当てながら、考察を行った。」〈鳥居〉マレーシア政治基礎資料の整理作業を行った。具体的には次の通り。(1)政治研究基礎文献の収集と文献解題づくり(2)マレーシア連邦憲法、翻訳編集(3)マハティール政権下の下院議員および閣僚リストの作成(4)マハティール政権下の政治エリートの社会的属性関する資料整理〈斎藤〉(1)国民国家インドネシアと植民地国家蘭領東インドという地理的には連続する2つの国家の連続性と非連続性に関する議論のサーベイの実施。(2)インドネシアで現在大きな政治的イシューになっている、元インドネシア民主党党首メガワティ女史をめぐる政治闘争をめぐる言説を、既にその参照枠組みになりつつある、フィリピンの二月革命、ビルマ(ミャンマー)のス-チ-女史のイシューとの間でどのような連関が認められるのか、これを象徴過程のレベルで分析することを目指す研究。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)