Project/Area Number |
08207201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川嶋 稔夫 北海道大学, 工学部, 助教授 (20152952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
棚橋 真 北海道大学, 工学部, 助手 (90250480)
山本 強 北海道大学, 大型計算機センター, 教授 (80158287)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 動画像データベース / 演技 / 検索 |
Research Abstract |
本年度の主たる成果は以下の2点である. ・バレエを題材とした動画像記録の演技の解析と検索 昨年の研究の適用範囲は固定カメラ限られたものであった.そこで今年度の研究では題材としてバレエを扱いパンを行うカメラにより撮影された題材の解析を行った.とくにバレエでは動作の記述に関する語彙が豊富であり,また記譜法の研究などについても歴史がある.今年度は時間的制約のため演技者の重心の追跡に重点を置いた.実験の結果,本研究で題材としたバレエコンク-ルの例に関しては,動作の区分,識別は十分可能であるという結論を得た. ・人の動作のメカニズムを推定する手法--動画像の因子分解法-- 我々のグループの今年度のもうひとつの成果は,kanadeらの因子分解による分離法を拡張して,動画像の中から関節メカニズムの物体を自動的に検出するための計算方法である.実験では人体表面の特徴点を追跡し,人間の腕の関節構造が自動的に推定できることがあきらかになった.これについては,原著論文として現在電子情報通信学会に投稿中である.この手法では,正射影変換の枠組みの上で構造が未知の多関節物体の運動を観測し,各剛体の形状の推定および,各剛体間の拘束関係の有無および種類の判別を行うことができる. 本手法を演技の解析に用いる場合の留意点は,関節間の剛体部分の特徴点の個数と,構造の複雑さと画素の精度のトレードオフの問題である.本手法に演技の解析をすべて依存することは困難だと考えるが,あらかじめ人体モデルをもっている解析システムで,モデルを画像に当てはめるためのラフな推定を本手法で行うことはできる.次年度以降の課題として,上述の点の制限を軽減する方法を現在検討している.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)