空間的広がりを属性に持つ平安京の遺構データベースの開発
Project/Area Number |
08207215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
濱崎 一志 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (00135534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 美久二 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (40275178)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 地理情報システム / 平安京 / 条坊地割 |
Research Abstract |
本研究の目的は,地理情報システムを用いて,図形情報と文字情報を双方向に検索することが可能な平安京の条坊地割に関する遺構のデータベースを作成することにある。本年度は以下のような成果を上げることができた。 ベクターデータ・マップとラスターデータ・マップ ベースマップがベクターデータでは検索,描画に時間がかかった。条坊地割の研究には,高い精度と,極端な拡大・縮小に対応するためベクターデータは不可欠であるが,遺構に関する文字情報を検索するだけなら,ラスターデータを背景とした方が情報量も圧縮でき,検索・描画時間も短縮できる。さらに,公開することを考えたときも,ベクターデータより視認性が高いこと,情報量が少ないことなどから,目的,用途,表示縮尺などに応じたベースマップの使い分けとそのリンクを検討した。 遺構データベースの運用 前年度に作成した遺構データベースの属性項目を一部変更し,データベースの試験的運用を試みた。溝や柵などの長細い遺構が複数の遺跡にまたがって検出された遺構の文字情報とのリンクや,後から判明した同一遺構のリンクに若干の問題を生じた。 文献データベースの運用 前年度に引き続き,古記録からの文献情報の抽出にかなりの時間を要した。そこで,順次,関連する空間の図化と属性をリンクし,試験的運用をおこなった。寺院や邸宅などに関連するものは,平安京の中にその敷地の形状の図形情報を作成し運用を進めたが,問題は生じなかった。しかし,天皇の御幸路や大火の範囲など空間的広がりが複雑な図形情報では,若干の問題が生じた。条坊の一町単位などをポリゴン化し、個々のリンクをはかることによる検索に絞りこんだほうが管理・運用面でメリットがあると考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
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