Project/Area Number |
08207230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
水本 浩典 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (30140396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 博子 宮崎産業経営大学, 法学部, 専任講師 (20216013)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 律令 / データベースSHUUGE / 明法家 / 令集解 / 古代法制 / 唐代俗語・口語 |
Research Abstract |
本年度は、既に完成し運用しているデータベースSHUUGEを使って、古代の法律家(明法家)たちが『令』を解釈した注釈学説を集大成した『令集解』のなかから、個々の明法家の文章構造の特色を抽出する研究方法について研究した。特に、漢文表現に付随する助辞に注目し、そのなかから唐代に使われたと言われる口語・俗語を抽出して検討した。中国から日本に伝わった口語・俗語は、特に注釈文のような定型の漢文表現だけでは表現しえない分野に多く使用されている。国語学や中国文学の研究業績を参照し、その研究成果に立脚しながら、古代の明法家の文章表現法の特色を抽出することに努めた。特に、いくつかの口語・俗語表現に、明法家相互に顕著な差異をデータベースから抽出することができた。その結果、データベースを利用した文章構造の解析に一定の成果をあげることができたと考えている。
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