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インドの国家システムと国民統合の課題

Research Project

Project/Area Number 08208210
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionDaito Bunka University

Principal Investigator

広瀬 崇子  大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (20119431)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords南アジア / 国家主権 / 地域協力 / ナショナル・アイデンティティー / 民族紛争
Research Abstract

本年度は上記の研究課題のうち.超国家レベルの研究を主として行なった。
1.印パ関係:分離独立したインドとパキスタンが,それぞれ新しい国家のアイデンティティーをどのように求めたかを考察した。その結果,インドは英領インドの遺産の多くをうけつぎ,議会制民主主義の制度の下で,「多様性の中の統一」を求め,比較的それに成功しているが,パキスタンは現在もまだ模索中であること,イスラームに頼らざるを得ないが,ファンダメンタリズムは受け入れられないというディレンマに直面していることが明らかになった.
2.カシミール紛争:この紛争がまさに印パそれぞれの国家のアイデンティティーに深くかかわっている故,解決がむずかしいが,インド側では現実的な意見が次第に出はじめていることがわかった.
3.SAARC:国家主権のエゴが露骨に出た1980年代はSAARCの発展はほとんどみられなかったが,90年代に入ってから,より機能的な経済協力の方向が出てきた。しかも民間主導に傾きつつあり,国家主権との関係で興味深い.
4.国家主権と地域統合:国家のアイデンティティー,国家間紛争,地域統合の理論づけは来年度の課題となった.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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