新規大環状ポリアミン希土類錯体の合成と性質および構造
Project/Area Number |
08220107
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
脇田 久伸 福岡大学, 理学部, 教授 (50078581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗崎 敏 福岡大学, 理学部, 助手 (20268973)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 大環状ポリアミン / 9員環トリアミン / 14員環テトラアミン / 希土類錯体 / ペンダント基 / XANESスペクトル |
Research Abstract |
最も環サイズの小さい9員環トリアミン配位子に配位性酸素ドナー原子を有するペンダント基を導入した新規配位子(1,4,7-tris(2-o-hydroxyphenyl)propyl)-1,4,7-triazacyclononane)tpptの合成を行った。配位子は1,4,7-triazacyclononaneと3,4-dihydrocoumarinを80℃でクロロホルム溶液中3時間攪持させることで沈殿として得られた。生成した沈殿を70℃のテトラヒドロフランに溶かしジボランを用いてカルボニル還元を行った。その後、水から再結晶し配位子tpptを得た。この配位子と銅(II)イオンおよびいくつかの希土類(III)イオンとの錯体を合成した。 (1,4,7,10-tetraazacyclododecane-1,4,7,10-tetracarboxylic acid)DOTAとセリウム(III)イオンについて安定度定数の決定や反応速度の測定がI.Tothらにより行われている。その結果、DOTAとセリウム(III)イオンの錯形成反応は非常に遅く数時間単位で進行しており、また反応中間体が存在していることが明らかにされた。そこでDOTA-セリウム(III)錯体の時間変化XANESスペクトルを測定し反応中間体の構造を解析した。測定したXANESスペクトルからこの時間内において大きなスペクトルの形状変化は見られなかった。つまり、DOTAとセリウム(III)イオンとの反応過程において反応中間体からセリウム(III)-DOTA錯体へ反応が進行してもセリウム(III)イオン周りの配位構造は各測定時間において同様の構造を有していると推定できる。また、セリウム(III)-DOTA錯体のXENESスペクトルと比較すると、大きな変化は見られず、反応中間体の配位構造はセリウム(III)-DOTA錯体と同様の構造を有していることが示唆される。
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Report
(1 results)
Research Products
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