高分子多相ミセルによる選択的界面反応場の構築とエバネッセント波法による解析
Project/Area Number |
08231237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山岡 仁史 京都大学, 工学研究科, 教授 (80026004)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 秀樹 京都大学, 工学研究科, 助教授 (40165783)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 両親媒性高分子 / 高分子ミセル / 多相ミセル / 選択的反応場 / 界面反応場 / エバネッセント波 / X線反射率 / 含ケイ素高分子 |
Research Abstract |
種々のビニルエーテル系両親媒性高分子を合成し、そのミセル形成挙動をX線や中性子の散乱により調査したところ、疎水鎖の短い高分子は球状ミセルを形成し、長い高分子は細長いミセルを形成する傾向が観察された。また、多相ミセルにおける第二の相となる含ケイ素高分子ミセル構築のため、種々の両親媒性ポリシランをシラシクロブタンの開環重合により合成し、そのミセル形成能を確認した。多相ミセルの基盤への固定化を目指して、モデル高分子粒子(テラックス)とガラス表面の相互作用ポテンシャルをエバネッセント波光散乱顕微法により直接評価した。静電的相互作用が粒子表面の電荷密度、ガラス表面の電荷密度に依存する様子が定量的に評価できた。また、基盤上に吸着した高分子の構造を評価するため、X線反射率装置を構築し測定を行った。水面上のリン脂質単分子膜の構造が表面圧に依存して変化する様子がÅオーダーで観察できた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)