Project/Area Number |
08231254
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
青山 安宏 九州大学, 有機化学基礎研究センター, 教授 (00038093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林田 修 九州大学, 有機化学基礎研究センター, 助教授 (20231532)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 分子性ポリマー / 結晶工学 / 水素結合 / ネットワーク / 芳香環カラム / エキシマー蛍光 / 包接 / 厚み選択性 |
Research Abstract |
直交因子を導入したアントラセンのビスレゾルシン誘導体はアントラセンカラムを有する2次元の水素結合ネットワークを形成し、生じた大きな空孔には水素結合により2分子のゲストが包接される。しかしながらこのアプローチは芳香環カラムの形成という観点からは問題が多い。第一に隣接するアントラセン環の距離が非常に長く、ゲスト分子により隔たれている。第二には、個々のカラムはレゾルシンポリマーにより遮断されており、このままでは電導性などに要求されるカラム間の相互作用が期待できない。このような欠点を克服するための検討を行った。 そこで、水素結合ネットワークの次元性を低めるためにアントラセンのモノレゾルシン誘導体を合成した。このものは予想どおり1次元の水素結合ネットワークを形成し、これがお互いに「からみあう」結果、小さな空孔を有するアントラセンの積層構造が生じる。絡み合いにはdimericおよびmonomericの2種の様式がある。これらはゲスト分子の立体的な大きさに支配されており、一般的に小さなゲストはdimericな格子を、大きなゲストはmonomericな格子を与える。dimeric様式においては積層したアントラセン環はエキシマー蛍光を発する。また、monomeric様式におけるゲストの包接は非常にユニークな「厚み」選択性がみられ、直鎖アルキルはとりこまれるが、分岐したアルキル基はとりこまれない。空孔の厳密なサイズ制御である。またこのような様式により、アントラセン(A)とゲスト(G)分子をAGAGAGの如く交互に配列させることが可能となった。
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