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S=-2系の基本相互作用の実験的研究

Research Project

Project/Area Number 08239201
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

吉田 浩司  山形大学, 理学部, 講師 (80241727)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
KeywordsΛΛ相互作用 / Hダイバリオン / ダブルハイパー核 / 終状態相互作用 / 陽子ビーム / 液体水素ターゲット
Research Abstract

高エネルギー物理学研究所の陽子加速器共同利用実験E248は、本年度1月より1次陽子ビームと液体水素ターゲットによる散乱実験データの収集を開始した。これまでに300時間以上の実験を行い、pp→KKX反応事象候補の実験データを8×10^7イベントあまり取得した。今後更に600時間あまりの実験が予定されている。
本研究の最終目的はこれらの事象のうち、pp→KKΛΛ反応のΛΛ終状態相互作用の実験データからΛΛのscattering lengthとeffective rangeを高精度で直接求め、S=-2系のバリオン-バリオン相互作用についての実験的知見を得ることにある。そのためにはGoldberger-Watsonの理論と比較できるよう、取得した実験データを加工・解析しなければならない。本研究経費で購入した計算機をデータ解析専用計算機として使用し、現在ソフトウェアの開発・解析作業を進めており、特に以下の2点を重点的に行っている。(1)ワイヤーチェンバーデータを使ったスペクトロメーター内での粒子の飛跡の決定と運動量の算出、(2)チェレンコフカウンター及びTOFカウンターのデータを用いたπ/K/pの粒子識別。なおこの解析作業以前には実験装置の性能を検討するための各種シミュレーション、実験データ取得用論理回路の検討のためのモンテカルロシミュレーション等を、この計算機を使用して行った。これによりpp→KKX反応事象以外(S=0,-1系)の実験データも3×10^7イベント以上取得することに成功している。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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