Project/Area Number |
08241213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松本 淳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (80165894)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 卓 高知大学, 人文学部, 助教授 (30263966)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | モンスーン / 季節変化 / 降水量分布 / 雲量分布 / GMSデータ / OLRデータ / 海洋大陸 / インドシナ半島 |
Research Abstract |
本研究では、アジアモンスーン域の雲および降水量の広域的分布を、衛星データと地上雨量計データを併用して明らかにするため、重点研究対象地域をインドシナ半島およびインドネシア海洋大陸域とし、さまざまな時空間スケールでの雲および降水量の変動の実態とそのメカニズムを検討した。 今年度はアジア各国の日降水量データの収集に努め、従来広大なデータ空白地域であったビルマとインドネシアのデータを入手した。ビルマほか各国の地上降水量データを用いて、インドシナ半島における夏の雨季の平均的な開始・終了を解析した結果、タイの内陸部で4月下旬に雨季入りすることが示された。OLR分布の時間推移によっても、この地域での早い雨季入りが認められた。一方ベンガル湾側での本格的な雨季入りは5月中旬である。気流系は北緯10度以北では5月上旬以前は中緯度偏西風、5月中旬以降にモンスーン西風である。すなわち4月下旬から5月上旬にかけてのタイでの降水は、プレモンスーンの雨で、他方ビルマでは、本格的な雨季の前に広域で対流が強まることはない。ついでインドネシア海洋大陸域において、GMS・Tbbデータを用いて、時間分解能を1日から30日、空間分解能を2度から4度に変化させ、島周辺の分布がどのように変化するかを検討した。2度グリッドの1日をベースとし、空間分解能を4度グリッドに落とすと、島と対流活動の関係がよくわからなくなる。30日に時間スケールを拡大すると、空間分解能を落としても比較的正確に対流活動域を認めることができることがわかった。
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