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構造の制御されたシーケンシャル星型ポリマーのリビングカチオン重合による合成

Research Project

Project/Area Number 08246244
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Shiga Prefecture

Principal Investigator

金岡 鍾局  滋賀県立大学, 工学部, 講師 (10275167)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords星型ポリマー / ミクロゲル / リビング重合 / カチオン重合 / コアーファースト法 / ジビニルエーテル
Research Abstract

本研究は,リビングカチオン重合により,構造が制御された官能基を持つシーケンシャル星型ポリマーの合成法の確立を目指している。本年度は,プロトン酸とハロゲン化金属系開始剤(HX/MXn)により得たビニルエーテル(VE)またはスチレン誘導体のリビングポリマーと少量の二官能性ビニル化合物を反応させるポリマー結合反応において,生成する星型ポリマーの収率および枝の数に影響をおよぼすと予想される因子を検討し,多数の枝を持つ星型ポリマーを高収率で生成する条件を明らかにした。
(i)枝ポリマーの置換基と長さ-イソブチルVE(IBVE)の重合において,枝ポリマーの長さおよび置換基のかさ高さにより,星型ポリマーの枝の数や収率を規制できた。星型ポリマーの枝の数と収率は,枝ポリマーを短くすると増加した。
(ii)モノマーの反応性-IBVEよりかなり反応性の低い2-クロロエチルVEやp-メトキシスチレンからも,条件を選ぶことにより収率よく星型ポリマーが合成できることがわかった。
(iii)二官能性VEの構造-剛直なスペーサーを持ち,枝となるリビングポリマーを構成するモノマーと反応性の近い二重結合を持つ場合,高収率で星型ポリマーが生成することが明らかとなった。
また,ポリマー結合反応は,枝ポリマーが長くなると反応が困難となる。本研究では,ごく短いIBVEのリビングポリマー(10量体以下)と二官能性VEを反応させて得た可溶性のミクロゲルの中心核へ新たにモノマーを加え,中心核よりリビング重合を行うこおにより,ポリマー結合反応に比べて,高収率で長い枝を持つ星型ポリマーを得た。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] H. Deng, S. Kanaoka, M. Sawamoto, and T. Higashimura: "Synthesis of Star-Shaped Poly (p-Alkoxystyrenes) by Living Cationic Polymerization" Macromolecues. 29 (5). 1772-1777 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 金岡鍾局,内藤剛,東村敏延: "リビングミクロゲルを核とするカチオン重合による星型ポリマーの合成" 高分子学会予稿集. 46巻2号(掲載予定). (1997)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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