近隣住区機能の被害予測と緊急対応・立ち上がり性能の研究
Project/Area Number |
08248119
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
材野 博司 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (50085429)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 一嘉 神戸大学, 工学部, 助手 (30158802)
濱田 学昭 和歌山大学, システム工学部, 教授 (10047318)
三村 浩史 京都大学, 工学部, 教授 (50025912)
|
Project Period (FY) |
1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
|
Keywords | 近隣住区 / 被害予測 / 緊急対応 / 防災性能 / 日常と緊急性 / 狭域的独立性 / システムモデル / 防災計画 |
Research Abstract |
震災で既存の都市システムが破壊されたとき、近隣住区という地域に根ざした居住単位が有効に機能した。本研究では、近隣社会及び近隣住区における被災予測・緊急対応・活用可能な資源及び施設の活用などによって、早急な立ち上がりを可能にするまちづくり手法を確立することを目的としてきた。 これまで阪神間の近隣住区を対象として、被害状況、住民の緊急対応、店舗の立ち上がりなどその復興プロセスを定期的に記録してきた。これらの調査結果を住区ごとに整理・再分析して、被災から復興へのそれぞれの段階で有効に機能した要素群を明らかにした。 また住区の防災性能がどのような要素から成り立っているか分析し、体系的に記述した。そして地域資源や地域施設の働き、住民の避難、店舗の再開、インフラストラクチャーの復旧といった要素を、統合的に表現可能な被災対応・立ち上がりシステムモデルとして構築を試みている。 本研究によって提案されつつある現代の複雑な都市に適応したモデルや、日常性と緊急性の統合、狭域的自立性と広域システムとの連携といった新しいコンセプトは、今後の防災計画の貴重な資料となると期待される。
|
Report
(1 results)
Research Products
(8 results)