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ピロティーを有する鉄筋コンクリート建物の耐震設計法

Research Project

Project/Area Number 08248231
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

芳村 学  東京都立大学, 工学部, 助教授 (20210768)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 津村 浩三  東京都立大学, 工学部, 助手 (30145669)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsピロティー / 鉄筋コンクリート / 耐震設計
Research Abstract

本研究は、兵庫県南部地震で問題となったピロティー構造の1層変形を制御する方法について検討したものである。
事前に行った被害建物の解析結果より、ピロティー構造の1層変形を支配すると考えられる因子として、1層強度のほか1層と2層以上の強度の違いを採り上げ、前者をベースシャ係数(Cb)で、後者をピロティー(P)指標で表した。ここでP指標は次のように定義した:(1)まず、各層の強度として耐震2次診断におけるせん断力係数C値(i層のC値をCiで表す)を求め、地震時における層せん断力分布を考慮するために、Ciを基準法によるAiで割り基準化する、(2)次に、1層でのCi/Ai(Cbと同じ)を2層以上でのCi/Aiの最大値で割り、これをP指標とした。P指標は2層以上の強度に対する1層強度の比を表わす指標で、ピロティー構造では一般に1以下の値となる。
50kine相当の入力地動に対するCbとP指標をパラメータとした地震応答解析を行うことにより、1層変形を設定した許容値以下に収めるために必要なCbとP指標の関係を定め、これより、(1)ピロティー構造の1層変形は、1層強度だけでなく2層以上の強度にも強く影響され、前者が同じであれば後者あまり強くしない方が有利となることのほか、(2)一般的なピロティー構造(P指標=0.6)の場合、1層変形を2%以下に収めるためには、現行規定による1層強度の最低基準値であるCb=0.3より相当高い0.4〜0.5程度の強度が必要であること、を示した。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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