Project/Area Number |
08249223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊東 忍 大阪大学, 工学部, 助教授 (30184659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末延 知義 大阪大学, 工学部, 助手 (90271030)
福住 俊一 大阪大学, 工学部, 教授 (40144430)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | オキシゲナーゼ / 銅錯体 / 分子状酸素の活性化 / 構造・機能モデル / 銅タンパク質 / ペルオキソ二核銅錯体 / 活性酸素種 / ノンヘム |
Research Abstract |
活性中心に単核および複核の鉄イオンや銅イオンを有するモノオキシゲナーゼの機能に着目し、それらによる分子状酸素の活性化機構と酸素化反応のメカニズムの解明を目指して以下のような検討を行った。 申請者らはすでに、銅モノオキシゲナーゼの一つとして注目されているドーパミンβ-ヒドロキシラーゼの機能モデルとして、分子内に基質部位を有する銅錯体を用い、酸素による基質ベンジル部位の定量的な水酸化反応を見いだし報告した(S.Itoh et al.,J.Am.Chem.Soc.1995,117,4714)。また、本水酸化反応における活性種はμ-η2:η2-型ペルオキソ二核銅錯体であることがすでに解っている。そこで本年度はまず、分子状酸素の活性化や基質部位水酸化のメカニズム解明のための情報を得るため以下のような点について検討を加えた。 (1)反応性に及ぼす配位子の影響を明らかにするため、種々の三座配位子を合成し、それらを用いて配位子の水酸化反応や外部基質の酸素化反応について系統的に検討を加え、錯体の構造と反応性の間の相関関係を明らかにした。 (2)活性酸素錯体の構造や生成速度に及ぼす配位子の構造の影響を調べるため、一価の銅錯体と酸素の反応を低温で行い、紫外-可視スペクトルやラマンスペクトルなどを用いて詳細に検討し、活性種の構造や反応性について重要な知見を得ることができた。 (3)基質部位のフェニル基をフェノール基に変えた新規な配位子を合成し、芳香族の水酸化反応について検討し、興味深い反応を見出した。 (4)マルチ銅タンパク質の活性中心モデルを指向した新規な三核銅錯体の合成に成功した。
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