Project/Area Number |
08250207
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
杉浦 昌弘 名古屋大学, 遺伝子実験施設, 教授 (80027044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉田 護 名古屋大学, 遺伝子実験施設, 助教授 (70154474)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | タバコ / in vitro転写系 / 光合成系 / 葉緑体シグナル |
Research Abstract |
植物の最大の特徴は葉緑体を持つことである。我々は、無色のタバコ培養細胞の核より効率のよいin vitro転写系の開発に成功した。本研究は、このin vitro転写系を用いて、緑色細胞に存在する葉緑体シグナルの分子的実体を明らかにすることを目的とする。 光合成暗反応系のリブロースジリン酸カルボキシ-ゼの遺伝子rbcSは、無色のタバコ培養細胞BY-2株では発現しない。このrbcSをBY-2株由来のin vitro転写系に入れても転写活性は低い。タバコの緑葉より核を純化し、核抽出液を粗分画して、rbcSの転写活性の増大する画分を得た。一方、BY-2株由来のin vitro転写系の調製法を改良し、RNAポリメラーゼIIIによるtRNA遺伝子の転写を効率よく行う系を得た。 緑葉中に、光合成系の遺伝子発現を活性化する因子の有無を確かめることができたので、今後精製を試みる。植物のin vitro転写系は今までは無いに等しかったが、タバコBY-2の系が使えることを示したので、今後より使いやすいように改良を重ねる。
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