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ナタネのCDP-コリン合成酵素はオーキシンによる活性阻害を受けるか?

Research Project

Project/Area Number 08253204
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

西田 生郎  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (40189288)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
KeywordsCDP-コリン / 下胚軸伸長 / リン脂質 / ホスファチジルコリン / CCT / 光強度 / オーキシン / ナタネ
Research Abstract

1.ナタネ(Brassica napus L.cv Nohrinn 18)の種子を暗所24℃で2日間培養し発芽させた後、16時間のホモルクス光条件下で発芽実生の下胚軸の伸長を観察した。強光条件(100-116μmol m^<-2>s^<-1>)と弱光条件(33-45μmol m^<-2>s^<-1>)で生育させた(吸水後5.5日目)のナタネ発芽実生から、下胚軸の最上部1.2cmを切り取り、下胚軸よりRNAを単離した。RNA10μgを用い、CCT1およびCCT3に対するcDNAをプローブとしてノーザンハイブリダイゼーションを行った。CCT1をプローブとした場合、弱光条件と強光条件では、下胚軸のCCT1mRNAの蓄積レベルに違いが見られ、その相対比は、1:0.78であった。一方、CCT3をプローブとした場合でも、弱光条件と強光条件でのCCT3mRNAの蓄積レベルの比は1:0.62となり、CCT1の場合と同様の傾向を示した。以上の結果は、下胚軸の伸長速度の速い弱光条件下では、伸長速度の遅い強光条件に較べて、必然的により高いレベルのリン脂質合成がおこるに違いないという我々の考えを支持する。また、下胚軸伸長とリン脂質合成酵素遺伝子の発現調節が密接に連動していることを示したはじめての知見である。
2.Price-JonesとHarwood(1983)は、オーキシンによって伸長が促進されるエンドウの第三節間の茎切片からCCT粗酵素抽出液を調製し、オーキシンがエンドウ細胞破砕液中のCCT酵素活性を阻害するという奇妙な結果を報告している。そこで、CCT1酵素(以下、CCT1pと略す)を過剰発現した大腸菌BL21(DE3)から調製した無細胞抽出液を陰イオン交換カラムクロマトグラフィ(HiTrap Q,Pharmacia)に供し、CCT1pを酵素比活性にして1,200倍まで精製した。この精製標品を用いて、CCT1pの活性を10μM 2.4-D存在下で測定したが、2.4.-DはCCT1pの活性を全く阻害しなかった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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