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上皮組織の形成維持における細胞培養構成因子の役割

Research Project

Project/Area Number 08254205
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

永渕 昭良  京都大学, 医学研究科, 講師 (80218023)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywordsカドヘリン / αカテニン / アクチン / 細胞骨格 / サイトカラシンD / 細胞間接着
Research Abstract

本研究では上皮組織の形成・維持機構を、細胞間接着装置の形成機構から明らかにしようとしている。本年度は、アクチン系の細胞骨格がカドヘリンを介した細胞間接着に果たす役割について解析を進めた。まず、カドヘリン・αカテニン融合タンパク質を用いた解析から、カドヘリンが接着分子として機能するためにはαカテニン分子の中央部領域が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。この領域のみを含む融合タンパク質はアクチン系の細胞骨格と結合することなく細胞接着活性を示す。敷かし、その細胞接着活性は本来のカドヘリン系に特徴的な強い細胞間接着ではなく、物理的にすぐに乖離させられる弱い接着であった。一方で、サイトカラシンD処理をした細胞におけるカドヘリン活性の解析から、アクチン系細胞骨格がカドヘリン・カテニン系の強い細胞間接着に必要であることが明かとなった。サイトカラシンD処理された細胞は、正常なカドヘリン・カテニン複合体を発現しているにも関わらず強い接着性を示すことが出来なかった。しかし、そのような細胞はカドヘリンに依存した弱い細胞接着活性は保持していた。これらの結果から、1)カドヘリン・カテニン系はアクチン系の細胞骨格との相互作用が不完全な場合は弱い細胞間接着分子として機能すること、2)アクチン系の細胞骨格と相互作用することにより初めて強い細胞間接着因子として機能できること、が示された。
一方、酵母Two Hybrid法を用いて新規αカテニン結合因子の検索も進めてきた。唯一の候補分子としてmotor proteinという名前で報告されているタンパク質が残った。この分子は細胞内でゴルジ体と思われる部位に局在し、αカテニンとの関係ははっきりしない。現在、細胞内で実際にαカテニンと結合しているかどうか解析を進めている。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Fujimoto,A.Nagafuchi et al.: "Dynamics of connexirrs E‐cadherin and α‐caterin on all membrans during gap junction formation." J.Cell Sci.110. 311‐322 (1997)

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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