TGF-βスーパーファミリーによる造血調節に関する基礎研究
Project/Area Number |
08261218
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Japanese Foundation For Cancer Research |
Principal Investigator |
加藤 光保 財団法人癌研究會, 癌研究所生化学部, 研究員 (20194855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮園 浩平 財団法人癌研究會, 癌研究所生化学部, 部長 (90209908)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 血液細胞 / TGF-β / 単球 / 分化 / マクロファージ |
Research Abstract |
TGF-βが造血細胞に及ぼす機能のうち、本年度は単球性白血病細胞株THP-1に対する作用を検討した。 TGF-βはTHP-1の増殖に対し、軽度の倍化時間の延長を示すのみであったが、マクロファージ様細胞への明瞭な分化促進作用があり、この作用はTGF-βのシグナル伝達分子として同定されたSmadファミリーの分子を発現させることによっても再現された。 1)TGF-βの単球分化促進作用 TGF-βはTHP-1細胞に、付着性の亢進と活性酸素産生能の亢進を誘導した。活性酸素の放出はTPA刺激でのみ亢進しFMLP刺激には反応しなかった。接着分子の検索ではCDllb(Macl)分子発現増強を示した。CD54(ICAM-1)の発現に変化は見られず、CDlla,CD18の発現はむしろ減少した。 2)TGF-βの単球分化促進作用のシグナル伝達 TGF-βの単球分化促進作用はTGF-βのシグナル伝達分子として同定されたSmad2,Smad3ならびにDPC4の発現によっても再現された。また、TGF-βスーパーファミリーの骨形成因子(BMP)のシグナル伝達分子であるSmad1の発現によっても誘導された。しかし、TGF-βによる単球分化の際にSmad核移行は検出されず、たとえば、角化細胞の増殖抑制の場合の様に胞体内のSmadがほとんど核内に移行する系とは異なったシグナルの制御機構の存在が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)