Project/Area Number |
08265101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
村松 喬 名古屋大学, 医学部, 教授 (00030891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 鋼一 長崎大学, 医学部, 助教授 (80211530)
川嵜 敏佑 京都大学, 薬学部, 教授 (50025706)
中田 博 京都産業大学, 工学部, 教授 (90113141)
神奈木 玲児 愛知県がんセンター研究所, 部長 (80161389)
入村 達郎 東京大学, 薬学部, 教授 (80092146)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥18,900,000 (Direct Cost: ¥18,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥18,900,000 (Direct Cost: ¥18,900,000)
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Keywords | 糖タンパク質 / ガングリオシド / ムチン / セレクチン / 成人T細胞性白血病 / N-アセチルガラクトサミントランスフェラーゼ / 合成ペプチド / がん転移 |
Research Abstract |
N-アセチルガラクトサミントランスフェラーゼ1のアンチセンスcDNAをヒト胃癌細胞株に導入し、ムチンへのO-グリカンの生合成を阻害した。その結果、NKおよびLAK細胞に対する感受性が増強し、SCIDマウスにおいての腫瘍増殖能が著名に低下した。ムチン糖鎖による細胞表面抗原のマウスが解除されたためと考えられ、癌治療法の1つとなる可能性がある。成人T細胞性白血病細胞においてシアリルルウィスXの発現が亢進し、これが白血病細胞の組織浸潤と関連することが明らかとなったが、この合成を司るFucT VIIがp40taxの標的遺伝子であることが判明した。ヒト腎細胞癌で著しく蓄積される硫酸化酸脂質の合成を司る硫酸転移酵素のcDNAクローニングに成功した。ヒト膀胱癌でPAPA配列が繰り帰されている100kDaの糖タンパク質を見出し、この発現が転移巣に於て多いことを明らかにした。マウス悪性リンパ腫の内皮細胞への接着に関与するガングリオシドGD1αをミミックする合成ペプチドを作製し、製癌への新しい道を開いた。がん細胞に対する先天性免疫機構の重要な一員となる血清マンナン結合タンパクをワクシニアウィルスを用いて大量生産した。
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