Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Research Abstract |
接触系凝固因子の1つである活性型高分子キニノーゲン(Hka)が血漿中に存在する最も強力な癌細胞接着抑制因子であることを申請者らは見出した(Asakura,S.et al.,J.Cell.Biol.116:465-476,1996).その作用機作として癌細胞接着に最も重要と考えられているβ3-integrin receptor-ligand相互作用の抑制であることが判明した.本年は更に癌重点領域研究の助成を受け,Hkaの癌細胞接着のメカニズムを解明する目的で,キニノーゲンの細胞表面に存在する受容体を同定することを検討した.Hkaのanti-adhesionの中和実験及びHka軽鎖のcDNAをPET3a vectorに入れ,Bacteriaでexpressしたrecombinant protein(rHR-D)の実験から,Hkaには,anti-cell adhesion domainとsurface binding domainとが存在することが認められた.さらに関連ペプチドを作成し,そのなかの1つのペプチドP5(HKHGHGHGKHKNKGKKNGKH)が細胞接着活性を有することが判明し,P5-セファロースを作製し,癌細胞膜分画と反応させた.PH3による溶出操作により,分子量95kDa,90kDa,65kDa,33kDa,18kDaの5つのバンドを得た.33kDaはアミノ酸分析の結果,gC1q-receptorであることが判明した.C1qはP5ペプチドの細胞接着活性を阻害することを確認した.
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