Project/Area Number |
08268214
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
杉山 雄一 東京大学, 薬学部, 教授 (80090471)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 洋史 東京大学, 薬学部, 助教授 (80206523)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 有機アニオン輸送担体 / Dubin-Johnson症候群 / EHBR / 変異機構 / cMOAT / 一次性能動輸送 / cDNAクローニング / 胆汁排泄 |
Research Abstract |
ラット胆管側膜上に存在する、有機アニオン輸送性一次性能動輸送担体(canalicular multispecific organic anion transporter;cMOAT)のcDNAクローニングを行った。クローニングの戦略としては、cMOATの基質特異性が、multidrug resistance associated protein(MRP)と類似していることに着目し、MRPのABC領域との相同性に着目する方法をとった。その結果、4623bpよりなる新規cDNA配列が得られた。この配列をプローブとしてNorthen blotを行ったところ、正常ラット肝臓polyA+RNAとのhybridizeは観察されたものの、cMOAT機能を欠損する変異ラットEisai hyperbilirubinemic rat(EHBR)においてはその発現は検出されなかった。更に、HEBRにおける変異機構について検討を加えたところ、855番目のアミノ酸をコードする遺伝子に一塩基置換が生じ、その結果としてopen reading frame中にstop codonが挿入されていることが示された。さらにcMOAT cDNAを哺乳類発現ベクターにsubcloningし、その機能をNIH3T3細胞を基にしたtransfected cellを用いることにより測定したところ、cMOAT機能が観察された。これらの結果は、単離されたcDNAがcMOATをコードすることを示している。
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