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HIVの増殖にかかわるTNFシグナル伝達因子変異細胞株の樹立と解析

Research Project

Project/Area Number 08269208
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

松山 俊文  長崎大学, 医学部, 教授 (30165922)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 友子  長崎大学, 医学部, 助手 (60284684)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
KeywordsTNF / NF-_kB / エイズ / HIV増殖機構 / 変異細胞株
Research Abstract

T細胞におけるTNFからNF-_kBの活性化への経路の解明はエイズにおけるHIVの増殖機構の理解への重要なステップであると考えられる.本研究では、TNFのシグナリングの内でNF-_kBの活性化にいたる経路に焦点を絞ってヒト細胞株を用いて検討する.そのためTNFの刺激からNF-_kBの活性化にいたる経路が障害されている細胞株を樹立し、次にcDNAの導入によってその経路が回復してくる亜株を分離してくるといったインターフェロンのイグナル伝達分子の解明に使われ多大な成果をあげてきたアプローチを目指している.平成9年度とTNFのシグナル伝達の変異株の樹立のためにまずHGPRT欠損した細胞株MT-2(HGPRT-),HT1080(HGPRT-)を樹立した.次にクローンされた細胞株に、HIV-LTRをプロモーターに持ったgpt遺伝子(HGPRT遺伝子の作用をもつ)のプラスミドを導入してTNFとともにHAT培地下で選択を行った.ここで選択された細胞は予想通りHATに抵抗性となり、一方8-AG存在下では生育できない.現在、この細胞株が実際にTNF受容体からNF-_kB活性化の経路が正常であればgpt遺伝子の発現によってHAT抵抗性を獲得したのか、それともrevertantとなり親株の性質をもつものに戻ったのかを検討中である.またHT1080細胞ではTNFによるtrans-activationがかかりにくいためTNFによってより強いgpt遺伝子の発現がおこる系を開発中である.これらをふまえた上で来年度はフレームシフト変異原であるICR-191を処理してTNF受容体からNF-_kB活性化の経路にある分子に変異をおこすことを試み、更にその変異をrescueする分子を導入したcDNAライブラリーの中から同定する予定にしている.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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