エイズウイルスによる細胞傷害性に関与する細胞因子の同定
Project/Area Number |
08269209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
藤井 雅寛 東京医科歯科大学, 医学系研究科, 助教授 (30183099)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | エイズ / HIV / ウイルス / アポトーシス / Fas / 免疫不全 |
Research Abstract |
1、Fas依存性アポトーシスに関与する細胞因子の同定:Fas依存性アポトーシスがエイズウイルスによる細胞傷害性に関与するすることが示唆されている。そこで、さまざまなT細胞株について、このアポトーシスに対する感受性を検討した。HTLV-I(human T-cell leukemia virus type I)に感染した細胞株が特異的に抵抗性を示した。アポトーシス抵抗性は2つのメカニズムによることが示唆された。1つはウイルス蛋白のTax,もう1つは細胞因子FAP-1(Fas-associated phosphatase)の発現であった。Fas依存性アポトーシスに感受性を示すT細胞株にTaxを発現させることによって、抵抗性が誘導され、Taxによるアポトーシス抑制作用が証明された。Taxは転写活性化因子であり、転写活性化能を失った変異体では抵抗性誘導活性が失われることから、Tax依存性に発現される細胞因子の関与が推定された。一方、FAP-1はFasに直接結合することさらにFas依存性のアポトーシスを抑制することがすでに知られている。FAP-1とTaxの発現(RNA)には相関が見られず、これらは独立して機能していた。 2、エイズウイルスによる、Fasリガンド発現誘導機構の解析:Fasリガンドのプロモーター領域を含むゲノムDNAを遺伝子クローニングし、その配列を決定した。Fasリガンドのプロモーター活性を測定するために、プロモーター領域をリポータープラスミド(ルシフェラーゼ発現ベクター)の上流に組み込んだ。このプラスミドをT細胞株に一過性に導入したところ、転写活性が検出された。このプラスミドを用いて、エイズウイルスによる、Fasリガンドの発現誘導機構の解析を進めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)