脳組織に分布する非受容体型チロシンキナーゼSykについて
Project/Area Number |
08270226
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山村 博平 神戸大学, 医学部, 教授 (90030882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 茂 神戸大学, 医学部, 助手 (60252003)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 神経 / 発生・分化 / Syk / ZAP-70 family PTK |
Research Abstract |
免疫系細胞に特異的に発現している非受容体型チロシンキナーゼSyk/ZAP70 family PTKsはSrc family PTKと共に重要な役割をしていることが証明されている。しかしながら、血球系以外の組織において発現が認められていない。今回、神経組織に発現する新規のSykファミリーチロシンキナーゼの精製分離および性状を明らかにした。以下にこれまで得られた知見を列挙する。 1 ラット脳組織においてZAP70に対する抗体と特異的に交差反応を示す分子量66000のチロシンキナーゼを確認し、一連のカラムクロマトグラフィー(Phosphocellulose,Sephacryl S-200,heparin-Sepharose CL-6B etc)を用いて高度精製に成功した。現在、部分アミノ酸配列が同定され、cDNAのクローニング中である。 2 ラット脳組織においてSykのSH2領域に対する抗体と特異的に交差反応を示す分子量72000のチロシンキナーゼを確認し、一連のカラムクロマトグラフィー(Phosphocellulose,Sephacryl S-200,heparin-Sepharose CL-6B etc)を用いて部分精製に成功した。現在、高度精製中である。 これまでの知見により神経組織に発現する新規のSykファミリーチロシンキナーゼの存在はあきらかであり、この酵素が神経の発生、分化に重要な役割が予想される。現在、cDNAのクローニング中である、
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)