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ミトコンドリアF_0F_1‐ATPaseの活性調節タンパク質と雄性配偶子

Research Project

Project/Area Number 08273212
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

關谷 次郎  京都大学, 農学部, 教授 (10035123)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords雄性配偶体 / 花粉 / F_0F_1‐ATPase / インヒビター / タンパク質 / 球根 / 活性調節 / リン脂質
Research Abstract

(1)テッポウユリを用いてミトコンドリアATPase活性が最も高い花粉と最も低い球根を材料にして、亜ミトコンドリア粒子(SMP)を調整してそのリン脂質組成を検討したところ,花粉と球根の分子種組成は異なっていた。
(2)ATPaseの阻害タンパク質が2種類(インヒビターIおよびII)存在することを見いだし,それぞれを電気泳動的に単一に精製した.インヒビターIは分子量が16000,IIは8000であることを明らかにした.
(3)インヒビターIおよびIIのN末端アミノ酸配列を決定した.その結果いずれも新規ペプチドであった.
(4)インヒビターIの抗体を用いて部位別の存在を検討し,インヒビターIは球根に最も多く,花粉にはわずかしか存在しないことを明らかにした.また球根が発芽し始めるとこのインヒビターIは減少しはじめ,発芽7日目にはほとんど消失した.
(5)これらの結果,球根や葉などの器官,組織ではF_0F_1‐ATPaseは阻害タンパク質の存在によってその活性が抑制された状態で機能しているが,雄性配偶体(花粉)では阻害タンパク質のない最大活性の状態で機能していると考えられる.さらに膜のリン脂質組成の違いもこれらの活性調節に関与していることが推定される.今後この阻害タンパク質の遺伝子を単離し,雄性配偶体(花粉)で発現させることによって,この阻害タンパク質の機能と雄性配偶体の機能の関連について検討していく予定である.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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