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植物配偶子細胞の性分化機構の分子的解析

Research Project

Project/Area Number 08273218
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

関本 弘之  理化学研究所, ホルモン機能研究チーム, 基礎科学特別研究員 (20281652)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsミカヅキモ / 性フェロモン / 性決定 / 性分化 / 有性生殖
Research Abstract

本研究においては単細胞接合藻ミカヅキモを研究材料とし、そのプラス型細胞で特異的に産生される性フェロモンであるPR-IPの遺伝子発現を抑制する転写調節機構を分子的に解析し、配偶子細胞の性分化メカニズムに関する情報を得ることを目的とする。また本研究の成果を、高等植物をはじめとする他の生物種で得られる情報とも比較することにより、植物の性分化機構に関する一つのモデルを提唱する。
1.PR-IP遺伝子の転写に関わるDNA領域の同定
+型細胞よりPR-IP各サブユニット(19-kDa,42-kDaサブユニット)をコードするゲノムDNAをそれぞれ単離し、それぞれの塩基配列と転写開始点を決定した。42-kDaのサブユニットの構造遺伝子は二つのイントロンで分断されており、19-kDaのサブユニットの構造遺伝子はイントロンを含んでいなかった。両サブユニットの5'転写上流域の塩基配列を比較したところ、転写開始点を起点にしてほぼ等距離にいくつかの類似性の高い配列が存在していることが見出された。両サブユニットの遺伝子は、PR-IP Inducerの作用を受けて、一過的にかつ同調的に発現制御されていることから、これらの類似配列がその発現制御にかかわる領域である可能性が示唆された。また、-型細胞のゲノムからも同様の遺伝子を単離したが、5'転写調節領域の配列は+型細胞由来のものとほとんど相同であったことから、+型細胞内に特異的に存在する転写調節因子が、その性特異的発現を制御していることも示唆された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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