Project/Area Number |
08274209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
升方 久夫 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00199689)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 分裂酵母 / 複製開始点 / 複製開始複合体 |
Research Abstract |
1.分裂酵母第2染色体上に3つの複製開始点を同定した。 2.染色体上でほぼすべての細胞周期で複製開始するARS2004を用いて複製開始必須領域を解析した。 (1)940bpのARS2004の複製に必須な領域I(40bp),II(120bp),III(80bp)を同定した。 (2)リンカースキャン法による置換変異の解析からアデニンストレッチが複製に必須であることを示した。 (3)アデニンストレッチは二重鎖を開裂しやすい性質よりも蛋白質の結合配列として機能する可能性を示唆した。 (4)アデニンストレッチ(40bp)と領域II,IIIのみをベクターに挿入したものが複製能を持つことから、これらの配列が複製開始に必要充分であることを示した。アデニンストレッチを基本形とする配列が繰り返し存在する構造が分裂酵母複製開始点の特徴であり、この様な構造は出芽酵母とは大きく異なるものである。 3.出芽酵母複製開始因子の候補であるORC(origin recognition complex)の分裂酵母ホモログ、orp1、orp2遺伝子にtagを組み込んだ融合遺伝子を発現誘導し、免疫沈降法によりこれらの遺伝子産物が相互作用することを検出した。 4.分裂酵母複製必須配列とorp1,orp2蛋白との相互作用を検出する実験系を検討中である。 5.細胞周期での1回限りの複製制御に関与すると思われるMCM遺伝子のひとつであるnda1の温度感受性変異株を多コピーで抑制する遺伝子として蛋白質りん酸化調節に関与する遺伝子が分離された。
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