減数分裂関連遺伝子分裂酵母dhp2^+及びマウスホモログの機能およびその制御の研究
Project/Area Number |
08275209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
池田 日出男 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10012775)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | SEP1 / dhp2 / Dhm2 / 染色体マッピング / 臓器特異的スプライシング / Dhm2ノックアウトマウス / テロメア / 減数分裂 |
Research Abstract |
出芽酵母のSEP1遺伝子産物は、減数分裂の進行に必須である。本研究では、分裂酵母(dhp2^+)とマウス(Dhm2)のSEP1ホモログを用いて、これらが減数分裂過程にどのように関与するかを調べることを目的としている。まず、分裂酵母のdhp2^+の転写パターンを調べた結果、dhp2^+の発現が、減数分裂期に特異的な転写量の増大とスプライシングによって制御されていることが明らかになった。一方、マウスDhm2cDNAをプローブとしたノザン分析により、マウスの各臓器におけるDhm2の転写パターンを調べたところ、精巣においてのみ、ORFの長さから予想されるシグナルがみられ、その他の臓器では、ORFの大きさよりもかなり大きい位置にシグナルがみられた。後者のシグナルは、Dhm2の転写産物のうち、一部のイントロンがスプライシングされずに残っているものであると考えられた。つまり、マウスDhm2の発現は、分裂酵母dnp2^+と同様に減数分裂期特異的なスプライシングによって制御されていることが示唆された。さらに、Dhm2に関するノックアウトマウスを作製する前段階として、Dhm2構造遺伝子の単離を行い、得られた染色体DNA断片を解析した。cDNAで約5kbからなるDhm2のコード領域は、染色体上では少なくとも60kbにわたっていることがわかった。Dhm2構造遺伝子断片を用いて染色体マッピングを行った。また、ヒトのSEP1ホモログのcDNAのクローニングと塩基配列決定を行い、それがDhm2に類似していることを示した。
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Report
(1 results)
Research Products
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