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EBウイルス複製起点における宿主複製開始因子複合体の機能

Research Project

Project/Area Number 08277206
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

白形 正樹  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (70251551)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1996: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
KeywordsDNA複製 / EBウイルス / 複製因子
Research Abstract

縮主ゲノム複製起点に類似した機能を持つEBウイルスの複製起点oriPをモデルに用いて複製開始とその制御機構の解明をめざし、ウイルス複製因子EBNA1がoriPで形成する複合体に含まれる宿主複製開始因子を同定し、細胞周期に依存して受ける制御機構を明らかにすることを目的とした。OriPによる複製は1細胞周期あたり約1回とする結果が報告されているが、これがoriPの複製効率が単に低いためなのか、あるいは細胞ゲノムと同様の制御を受けているのかは不明であった。そこでoriPを細部に導入後、nocodazoleを用いて細胞周期の進行をM期で阻止し、最初のS期に起こる複製を調べた。その結果最初のS期でDNAはすでに核内に存在していたものの、oriPからの複製はほとんど行われないことが明らかになった。Nocodazoleを培地から除き、再び細胞周期を進行させ、M期を通過しG1からS期へと移行させると、今度は複製が行われた。これらの結果からoriPから複製が開始されるには一度M期を通過することが必要であること、したがってoriPはライセンシング制御を受けていることが明らかになった。さらに、最小oriP領域からの複製もライセンシング制御を受けており、ライセンシング制御は特定の塩基配列を必要とはせずにEBNA1が形成する複合体を介して行われていると考えられた。次にEBNA1と特異的に結合する細胞因子を単離するために、ヒスチジンのタグを付加したEBNA1を発現させたHeLa細胞を作成し大量培養し、キレ-ティングクロマトグラフィー法によりEBNA1-複合体を精製することを試みている。またライセンシングに関わるMCM因子が直接EBNA1と結合することも考えられる。この可能性を検討する実験を行うことが今後必要である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 白形正樹: "ヘルペスウイルスの分子進化" ウイルス. 46. 43-48 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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