上丘-橋・延髄網様体-頸筋の経路による指向運動の調節機構の解析
Project/Area Number |
08279246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute for Neuroscience |
Principal Investigator |
佐々木 成人 (財)東京都神経科学総合研究所, 神経生理学研究部門, 副参事研究員 (50110490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡 美恵子 (財)東京都神経科学総合研究所, 神経生理学研究部門, 研究員 (80270669)
内藤 公郷 (財)東京都神経科学総合研究所, 神経生理学研究部門, 流動研究員 (30270672)
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Project Period (FY) |
1995 – 1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 指向運動 / 眼球運動 / 頚運動 / 橋延髄網様体 / 運動 |
Research Abstract |
1.指向運動:光スポットをramp波状に色々な速度で移動させ指向運動への効果を調べた。移動速度が400-900°/sでは、ネコはstep状の早い頭の運動(head saccade)とeye saccadeで光点をとらえた。この運動の潜時は頭が約65ms、眼球運動が約80msで頭の運動が眼球運動に先行していた。これ以外移動速度では数回の頭と眼球のsaccadesを行いtargetを捕らえ、眼球、頭の運動の潜時は共に延長(120-150ms)し、両者の差は減少した。頭の角速度は400-900°/sで最高になり、それ以外の速度では減少したが、眼球角速度は刺激速度によらずほぼ一定であった。指向運動の時頚筋は潜時約45msで弱いがはっきりとしたburst発火し、続いてhead saccadesに先行して大きなburst活動した。 2.神経活動との関係:指向運動に関して活動する橋・延髄網様体の細胞に大きく分けて、phasicとphasic sustained typeがある。運動との相関からphasic sustained neuronは頭の短潜時の運動と刺激速度依存性の運動に関係していると考えられた。橋のphasic neuronは眼球運動と刺激速度非依存性の頭の運動に関与し、延髄のphasic neuronは振幅の大きな刺激速度依存性の頭の運動に関与すると考えられた。 以上の結果から頭の運動を制御する経路には、視覚刺激(移動)速度に依存する経路と、あまし依存しない経路の2種類があること、眼球運動を制御する経路は非依存性のみから主に構成され、頭の運動を制御する経路は両者により構成されることが分かった。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)