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マラリア感染におけるサイトカインの役割-免疫応答関連遺伝子欠損マウスを用いた解析-

Research Project

Project/Area Number 08281202
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

仙道 富士郎  山形大学, 医学部, 教授 (80091833)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邊 正  山形大学, 医学部, 助手 (60113990)
山下 隆夫  山形大学, 医学部, 助手 (80018928)
斎藤 奬  山形大学, 医学部, 助教授 (50034004)
Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 1996: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
KeywordsPlasmodium chabaudi chabaudi / IFN-γレセプター欠損マウス / IL-4遺伝子欠損マウス / 性ホルモン / parasitemia / 感染防御
Research Abstract

マラリア感染における免疫応答は防御に働く一方で重症マラリアでは逆に宿主側にとって不利に働くこともある。これらマラリア感染における複雑な免疫応答を解析するため免疫応答関連遺伝子のうちでIL-4産生遺伝子欠損マウスおよびIFN-γレセプター欠損マウスにネズミマラリアPlasmodium chabaudi chab audiを感染させ、死亡率およびparasitemiaの推移を観察することによりIL-4およびIFN-γの作用について解析を行ない、以下の結果を得た。1)IFN-γレセプター欠損マウスは野生型のコントロールマウスに比べて有意に高いparasitemia値を示した。2)IFN-γレセプター欠損雄マウスの死亡率は、コントロールマウスに比べて明らかに高値であった。3)IL-4産生遺伝子欠損雄マウスもまたコントロールマウスに比べて有意に高いparasitemiaと死亡率を示した。以上の結果から性ホルモンがP.c.chabaudi感染に対する防御免疫の抑制に関与しているのではないかという作業仮説をたて、生殖腺を摘除した雌雄マウスを用いて更に検討した。その結果、4)IL-4産生遺伝子欠損雄マウスおよびIFN-γレセプター欠損雄マウスともに、精巣摘除により、それぞれ80%および30%高い生存率を呈した。しかしながら、5)雌マウスでは卵巣摘除の効果は認められなかった。6)parasitemiaに関しては、生殖腺摘除はほとんど影響が認められなかった。以上のように、IFN-γとIL-4がP.c.chabaudiの感染に対する防御免疫に重要な役割を担っていることが明らかになった。しかもこの免疫反応を性ホルモンが抑制しており、IL-4産生遺伝子欠損マウスおよびIFN-γレセプター欠損マウスでより顕著であった。現在、この現象の機序を解明するために、in vitroの系でP.c.chabaudiに対するマクロファージの感染抑制能等についてgrowth inhibition assayの系を用いて検討している。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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