Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
犬塚 則久 東京大学, 歯学部, 助手 (50101423)
小沢 幸重 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (80014132)
赤羽 貞幸 信州大学, 教育学部, 助教授 (40089090)
保柳 康一 信州大学, 理学部, 助教授 (30202302)
酒井 潤一 信州大学, 理学部, 教授 (30020663)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Research Abstract |
ロシアのマンモスゾウ研究と共同してマンモス動物群の系統と古生態を明らかにするために,国内の研究体制を確立するとともに,ロシアの科学アカデミー動物研究所および国際マンモス博物館の研究者との研究協力体制を発展させることを目的とした. 松本市の信州大学理学部で開催した3回の研究集会のうち,第2回目には長野古生物学博物館の新井喜源氏の招聘で来日したサンクトペテロブルク市のロシア科学アカデミー動物学研究所の3名の研究者を交えて,マンモス研究の現状と今後の学術調査の課題について討議した.また,豊橋市自然史博物館で開催された特別企画展「ロシアのマンモス」のために来日していたロシア科学アカデミー古生物学研究所のA.K.Agadjanian博士との会談を行った.それらの討議をもとに,ヴランゲル島を中心として,シベリアでも産出が報告されているコビトマンモスに研究課題を絞っての海外学術調査計画を立案することができた. また,長野県古生物学博物館に大量の保管されているマンモス動物群の収蔵標本のリストを完成し,今後の研究の第一歩を踏み出すことができた.研究組織のメンバー以外に研究協力者として新井喜源・間島信男(長野県古生物学博物館),阿部勇治(京都大学大学院理学研究科),小西省吾(大阪市立大学大学院理学研究科)の4氏の参加を得て,研究の現状と今後の研究の進め方について討議し,それらの結果をマンモスに関する文献リストとともに報告書として印刷出版することができた.この報告書は今後のマンモス研究の基礎として重要な役割を果たすものと考えている.
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