Project/Area Number |
08355021
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Synthetic chemistry
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
檜山 為次郎 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (90026295)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 尚道 筑波大学, 先端学際領域センター, 教授 (80015966)
園田 昇 大阪大学, 工学部, 教授 (20083983)
吉藤 正明 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90011676)
小澤 文幸 大阪市立大学, 工学部, 教授 (40134837)
玉尾 皓平 京都大学, 化学研究所, 教授 (60026218)
|
Project Period (FY) |
1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | インターエレメント / 典型元素 / 遷移金属 / 重点領域研究 |
Research Abstract |
平成8年10月4日東京神田お茶の水にある日本化学会館に研究分担者全員が集り研究会をもった。ここではまず研究代表者である檜山教授から基盤研究(C)の経過報告があり、次年度より発足する重点領域研究の代表である玉尾教授から重点領域研究「インターエレメント」の成立経緯と内容説明があった。インターエレメントとは周期表第13族から第17族の第3周期以降の典型元素と中心原子とし、これらの元素間あるいは遷移金属との間に結合を有する多様な有機化合物群を「インターエレメント有機化合物」と総称し、この化学を新たに系統的に研究するものである。「インターエレメント結合」を有する有機化合物はエネルギー準位が高く動きやすい骨格シグマ電子とさらに活性な不飽和結合パイ電子の存在に起因する顕著な特性をもち、基礎研究分野のシ-ズの宝庫である。このような「インターエレメント結合」の本質を有機化学的観点から分子レベルで解き明かすことが重点領域研究の目的であるとの説明であった。まさに「ヘテロ元素間結合の有機化学」と目標とするところは同じである。重点領域研究では、この概念をより広範に徹底的かつ総括的に取り扱うことになるので、わが国の幅広い分野の研究者を結集して研究を推進することができると期待している。 この発明ののち、分担者それぞれに最新の研究内容について黒板を用いて紹介してもらった。詳細は省くが、いずれの分担者も研究計画にそって興味深い研究成果を得つつあり、重点領域研究が発足すれば各分担者の研究が大幅に進展するであろうとの期待がふくらんだ。 この会合以降、重点領域研究発足のため、重点領域研究の主要構成員である玉尾、吉藤、小澤、檜山の各班長が数回にわたり会合をひらいて研究の進捗状況についての情報交換をおこなうとともに備品選定やスケジュールの打ち合わせなどの準備をした。さらに、公募研究に関する審査会を平成9年2月28日に開催した。研究費はこれらの会議費,旅費とアルバイト謝金に充当した。
|