Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村岡 浩爾 大阪大学, 工学部, 教授 (90029017)
柴田 康行 国立環境研究所, 化学環境部, 室長 (80154251)
渡辺 興亜 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター・センター長, 教授 (60111861)
岡田 東一 大阪大学, 産業科学研究所・所長, 教授 (40028999)
柴田 俊一 近畿大学, 原子力研究所, 所長 (90027392)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1996: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Research Abstract |
平成6,7年度文部省科研費総合研究(A)の助成により実施した,生物(人間)・地球環境試料の超長期保存に関する研究(代表:江藤,略称:生物・環境試料タイムカプセル構想)の,具体化に向けた研究企画を行った。研究企画に関する主な成果は次のとおりである。 (1)国際共同研究の企画を立案できた。平成9〜11年度の科研費国際共同研究の内示を頂くことができた。 (2)国際ワークショップの企画を立案できた。平成9年11月3〜6日に千里ライフサイエンスセンター(大阪)において,2001年までの具体的な研究計画について討議するためのワークショップの開催企画ができた。海外からの出席者は,例えば英国からは,大英博物館人類学部門次長ブライアン・デュランス,英国王立植物園キューガ-デン(世界一の野生植物の種子バンクを持っている)のシ-ドバンク・マネージャーのサイモン・リニントン,オックスフォード大学のガン細胞保存学者リンダ・ヤングマンが出席する。同レベルの学者がドイツ,アメリカ,北欧諸国,アジアから出席を表明しており,非常に意義深い討議がなされることが期待される。 (3)科研費重点領域研究(A)の研究企画を作ることができた。これをもとに,平成9年9月に予定されている公募に応募する予定である。 一方,研究そのものも着々と進展している。例えば,柴田は,温度・気圧等を超長期にわたって記録するための1000年環境時計(クリープクロック)を開発した。1996年11月14日に出発した第38次南極観測隊にその環境時計を入れたテストタイムカプセルを託し,1年半のモニタリング実験を開始した。
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