Project/Area Number |
08358024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Developmental biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浅島 誠 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (00090564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 寿人 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (70127083)
西川 伸一 京都大学, 医学部, 教授 (60127115)
井出 宏之 東北大学, 大学院理学研究科, 教授 (70022704)
黒岩 厚 名古屋大学, 大学院理学研究科, 教授 (20134611)
上野 直人 北海道大学, 薬学部, 教授 (40221105)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Keywords | ボディープラン / シグナル分子 / 形態形成遺伝子 / 細胞内情報伝達 / 転写因子 / シグナル伝達 / 細胞間相互作用 / 細胞分化 |
Research Abstract |
最近の発生生物学ならびにこれに関連する細胞生物学、分子生物学、分子遺伝学、神経生物学などの分野でも、いろいろな新しい知見や成果が得られているので、それを本研究計画にも導入し、実施することにより、確実に新しい大きな成果があげられるものと考えられる。そのための現状のこの分野での収集と解析を幅広く行うものである。具体的には代表者と班長の黒岩、および上野らと一日かけて、東京大学においてこの件について情報の交換と今後の検討内容について討議した。これらの結果を計画班員全体に伝え、各計画班員からもそれぞれの分野におけるシグナル分子と形態形成遺伝子についての内容の提示があった。特にこのようなものの中で、ボディープランの成立に関与するアクチビン、BMP、RA、Wnt、FGFなどの因子がどのように互いに作用しあい、どのような形態形成遺伝子の発現制御と互いに関係しているかを明らかにすることを解析と同時にデータを集積し、討議を重ねた。また、多細胞個体の形態上に基本的な枠組みである体軸や分節構造の決定に関与する形態形成遺伝子や転写調節遺伝子が数多く見出され、これらの生物の種を越えて保存されている機能について解析したり、資料を集め、討議を行った。 シグナル分子とシグナル伝達カスケードにより発現制御が行われる転写制御因子をコードするタイプの形態形成遺伝子は、タンパク質産物を介してさらに転写制御カスケードの下位にある遺伝子群の発現を統括的に制御する。このような形態形成遺伝子の標的遺伝子群の分離同定を行い、さらに転写制御機構について解析を行うと同時に、データの集積と討議を行った。この結果、単に脊椎動物に限らず、無脊椎動物でも共通のシグナル分子と形態形成遺伝子が次々と発表が続き、まさにボディープランの研究は世界の中で大きな流れとなりつつあることを実感している。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)