Project/Area Number |
08404011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | Nagoya University (1997-1998) Institute of Space and Astronautical Science (1996) |
Principal Investigator |
芝井 広 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70154234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 治之 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究科, 教授 (50025293)
佐藤 紳司 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60192598)
川田 光伸 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 講師 (50280558)
松原 英雄 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究科, 助教授 (30219464)
中川 貴雄 宇宙科学研究所, 次世代探査機センター, 助教授 (20202210)
村上 浩 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 助教授 (40135299)
矢島 信之 宇宙科学研究所, システム研究系, 教授 (30200489)
松本 敏雄 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 教授 (60022696)
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Project Period (FY) |
1996 – 1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥26,600,000 (Direct Cost: ¥26,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1997: ¥7,900,000 (Direct Cost: ¥7,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥16,500,000 (Direct Cost: ¥16,500,000)
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Keywords | 赤外線 / 銀河 / 星間物質 / 星間塵 / 遠赤外線 / 気球望遠鏡 / 星生成 / 赤外線センサー |
Research Abstract |
銀河の遠赤外放射を観測するための気球搭載望遠鏡を開発、気球観測を行った。中でも最も重要な技術となる気球望遠鏡の姿勢制御システムを、光ファイバージャイロおよびCPUを用いたデジタル制御によって、これまでのシステムと比べて格段に安定に、しかも簡潔なシステムとして完成させることができた。姿勢の安定度は0.003度角以下であり、これは遠赤外センサーの角度分解能、0.02角度に比べて格段に小さい値である。また、姿勢決定用のスターカメラシステムに関しても、通常のCCDと35mmレンズの組み合わせで7等級の星まで校正に使えることが確認できた。 一方、焦点面に設置されるセンサーとして、世界初の圧縮型Ge:Gaアレイセンサー(4×8素子)を用いた遠赤外撮像型センサーの開発に成功した。これは光学系とともに超流動ヘリウムクライオスタットに入れられて、1.8Kで冷却される。このアレイセンサーの信号を読み出す32チャンネルの低温動作FETアレイも新規開発に成功した。さらに、観測中に地上受信局でデータを取得してモニターするシステム(QL)及び、コマンドを発生するシステムも準備した。 当初、平成10年9月に岩手県三陸町の気球基地から初観測を試みた。光ファイバージャイロを用いたデジタル姿勢制御システムはほぼ完璧に動作した。制御精度は約5秒角であり、科学衛星のそれに匹敵する結果が得られ、汎用観測システムとしての性能を実証することができた。しかしながら観測時間が得られなかったため、天文学的データの取得にはいたらなかった。 その一方で、銀河遠赤外線の放射源、放射機構に関する研究、および宇宙近傍から遠方にいたるまでの赤外線銀河のシミュレーションモデルを確立して解析を行い、今後の観測研究の方向を定めることができた。
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