Project/Area Number |
08456024
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
植物保護
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山下 修一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (60107406)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
魚住 武司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40011978)
日比 忠明 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50261954)
|
Project Period (FY) |
1996 – 1997
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1997)
|
Budget Amount *help |
¥7,700,000 (Direct Cost: ¥7,700,000)
Fiscal Year 1997: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1996: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
|
Keywords | 植物ウイルス / DNAウイルス / 病原学的性状 / 生物工学 |
Research Abstract |
植物で希少なDNAウイルスについて病原学的性状を探究した。一本鎖DNAウイルスでは双球状のGeminiviridaeのコナジラミ伝搬のサツマイモ葉巻ウイルス(SPLCV)の純化と理化学的性状の究明を試み、これらBegomovirusの遺伝子診断のためのプライマーをデザインしPCR診断を行った。また本邦で新たに発生したtomato yellow leaf curl virus(TYLCV)について、純化、細胞内所在、遺伝子診断などを調べた。Mastrevirusでは本邦で唯一のオギ条斑ウイルス(MiSV)の媒介者の探索と遺伝子解析を行った。また、小球状分節ゲノムを有するCircovirusではレンゲ萎縮ウイルス(MDV)をアブラムシ伝搬で増殖し純化、細胞内所在を探究し、さらにsubterranean vlover stunt virus(SCSV)との血清学的関係を検討した。二本鎖DNAウイルスでは大型球状の各種Caulimovirusを本邦各地より採集しそれらの構造・形態、細胞内所在を詳細に比較研究した。ウイルスの寄生性や遺伝子機能等を解明するために、ウイルスがコードする移行蛋白質に注目し、ダイズ退緑斑紋ウイルス(SoyCMV)の遺伝子操作を種々行い、またカリフラワーモザイクウイルス(CaMV)との遺伝子キメラを作出し性状を調べた。また、両ウイルスのDNAプロモーターの生物工学的利用のために、これらを用いて病害抵抗性のための形質転換植物の作出を行った。桿菌状のBadnavirusではクジャクサボテン桿菌状ウイルス(EqBV)およびアオキ輪紋ウイルス(ARSV)について純化を行い、遺伝子解析を試みた。
|