Project/Area Number |
08457456
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
野村 恭也 昭和大学, 医学部, 教授 (30009948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大氣 誠道 昭和大学, 医学部, 助手 (90245845)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 1996: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Keywords | アルゴンレーザー / 内耳手術 / 半規管 / めまい |
Research Abstract |
モルモットを用いて半規管にアルゴンレーザーを照射して形態学的、生理学的変化を観察した。 モルモットにネンブタールを腹腔内に注射し、麻酔下に中耳胞を開放し外側半規管にレーザーを照射した。外側半規管を選んだ理由は照射後の機能を温度眼賑反応で検査することができるためである。 照射は200μm径のグラスファイバーを通して行われた。ファイバーの先端は照射野より0.5-1mm離し、1回に出力1.0W、照射時間0.5秒で行った。照射面積は0.081〜0.16mm^2、パワー密度は12.3〜6.41W/mm^2、照射エネルギーは0.498〜0.513Jouleであった。 照射後30日を経過して温度眼振検査を行うと照射前には正常にみられた反応が、みられないことが判明した。この際の外側半規管の形態学的変化をみると、前、後半規管は正常であること、外側半規管は照射野に限局して、エネルギーの少ない場合は膜半規管の収縮、および半規管の骨内膜に接して線維化が生じていること、またエネルギーが大きい場合は照射部位の半規管管腔が骨生に閉塞することが判明した。エネルギーの大小にかかわらず外側半規管が照射されると温度眼振反応が生じない。後半規管を照射した場合は同様な形態的学変化が生じても温度眼振反応は正常にみられることも判明した。 半規管を照射した場合に蝸牛にどのような変化がおこるのか、蝸牛について形態学的に観察したが、照射1回-80回でも蝸牛は正常に保たれていた。またABRにより外側半規管照射の聴力に及ぼす影響をみたが、外半規管に1回1.0W×0.5秒を80回照射を行ってもABRには何ら影響をおよぼさないことが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)