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口腔癌転移機構の分子レベルでの解析

Research Project

Project/Area Number 08457500
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

篠原 正徳  九州大学, 歯学部, 講師 (90117127)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池辺 哲郎  九州大学, 歯学部, 助手 (20202913)
中村 誠司  九州大学, 歯学部, 講師 (60189040)
Project Period (FY) 1996 – 1997
Project Status Completed (Fiscal Year 1997)
Budget Amount *help
¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 1997: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 1996: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Keywords扁平上皮癌 / 浸潤、転移 / MMP / TIMP / 転移 / マトリックスメトロプロテアーゼ / マトリックスメタロプロテアーゼインヒビター
Research Abstract

口腔扁平上皮癌転移機構における細胞外基質分解酵素(MMP)とそのインヒビター(TIMP)の役割ならびにこれらの活性化に係わる各種サイトカインの役割について検索し、以下の結果を得た。1)培養口腔扁平上皮癌細胞株ならびに口腔扁平上皮癌生検組織をもちいてのMMP-1,-2,-3,-9、MT-MMPならびにTIMP-1,-2の出現状態の検索:a)免疫組織学的検索:細胞株、生検組織でのMMP、MT-MMPとTIMPの発現状態は、高転移株ならびに転移症例においてMMP-2,-9,MT-MMPの高度発現が認められ、これらMMPと転移の関連性が示唆された。b)ゼラチンザイモグラム、ウエスタンブロットによる解析:高転移株ならびに転移症例組織においては低転移株ならびに非転移症例組織と比較してMMP-2,9(活性型)ならびにMT-MMPの高度発現とTIMP-1,2の減少が認められた。c)フローサイトメトリーによる解析:高転移株ならびに転移症例組織では低転移株ならびに非転移症例組織と比較してMMP-2,-9ならびにMT-MMPの高度発現とTIMP-1,2の減少が認められた。2)細胞株のヌードマウス舌への移植による転移モデルでの検索(8種類の細胞株を移植し、20日後にMMP-1,-2,-3,-9、MT-MMPならびにTIMP-1,-2の発現状態を検索):
a)免疫組織学的検索、b)ゼラチンザイモグラム、ウエスタンブロットによる解析、c)フローサイトメトリーによる解析。いずれの検索においても、高転移株症例でMMP-2,-9ならびにMT-MMPの高度発現とTIMP-1,2の減少が認められ、生体組織での検索結果と同様の傾向が認められた。3)培養口腔扁平上皮癌細胞株ならびに口腔扁平上皮癌生検組織での各種サイトカイン(TGF-α,β、TNF-α,IL1β,IFN-γ)の出現状態のRT-PCR法での解析:これらサイトカインの出現状態とMMP,TIMPの産生状態との間に関連性が認められ、これら因子がMMP,TIMPの産生を制御している可能性が示唆された。4)口腔扁平上皮癌患者血中MMP,TIMP量の検索:転移症例では非転移症例と比べ、血中MMP-2,-9量が高く、TIMP-2量が低く、これら因子と転移との関連性が示唆された。

Report

(2 results)
  • 1997 Annual Research Report
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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